こんにちは、宮城県仙台市を中心に活動しているエアコン・ハウスクリーニングのプロ、「らっぴークリーニング」です。
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今回は、「エアコンの吹出し口に付着した黒い粒や点」について紹介したいと思います。
この記事では、
・エアコンを使っている際に、“黒いすす“の様なもの、”黒い粒“または、”黒い点々“が出てきたけど正体が分からない方
・市販で売っているエアコン洗浄スプレーで定期的に清掃している方へ向けた記事となっています。
黒い粒・点々・すすの正体は?
その正体は、カビ・ほこりである事がほとんどです。
黒いすす(ホコリ)の様な物がエアコン周りに落ちていた場合は、
ほこりを巻き込んだ黒カビが、地面に落ちて発見に至った可能性が大変高く、この黒いすすを見つけた段階でのエアコン内部の汚れは相当酷い状態と考えてもらって結構です。
黒い粒や点々としたものを発見した方は恐らくそちらについても、カビの可能性が高いと思われます。
主に、エアコンの吹出し口であるルーバー周りで発見することが出来ます。
市販のエアコン洗浄スプレーで清掃して後処理を怠った場合でも発生するので注意が必要です。
エアコンのカビやホコリによる健康被害は?
エアコン以外でもそうですが、カビやホコリが発生した状態で使用し続けると、室内の空気中に飛散したカビやホコリを吸い込み続けることになります。
比較的軽い症状としては、喉がゴロゴロしたり、鼻詰まり、くしゃみや咳がとまらない、目がかゆい、目がゴロゴロする等が挙げられます。
風邪かな?花粉症かな?なんて思いながら、かぜ薬や、鼻炎薬を飲んで症状を緩和させてごまかしていると場合によっては、アレルギー性鼻炎や疾患、気管支炎、喘息、肺炎、といった危険な症状になってしまう場合もあります。
また、カビには発がん性があるとされています。
カビは、免疫力が低い方に症状が出やすく悪化しやすいです。
免疫力の弱くなりがちな妊娠中の女性や、子供、おじいちゃんやおばあちゃん、いつもよりも体調が悪い、あるいはアトピーやアレルギーをお持ちの方がいるご家庭は、特に注意が必要です。
夏季や冬季にエアコンを丁度つけ始めた頃に上記の症状が出る場合は、安易に風邪や花粉症と考えずにエアコンのカビやホコリを疑って見るようにしましょう。
そして、カビが発生した場合には運転している際に常にカビを吸い込んでいると考えていただき、
早急に洗浄することを心がけましょう。
エアコンにカビやホコリが生える(発生する)原因は?
カビは高温多湿で汚れが栄養となって増殖します。
カビにとっての好条件は、下記の条件が重なるほど増殖しやすい環境になります。
・温度(20~30℃が最も最適)
・湿度(80%程度の多湿が最適)
・汚れ(ホコリや汚れが多い場所を好みます)
反対に言えば、以上の条件を満たすことが出来ない場合はカビの増殖を防ぐ事が出来る場合があるということです。
次は実際にエアコンのカビやホコリの発生を防ぐにはどうしたらいいか考えていきましょう。
エアコンのカビやホコリの発生を防ぐには?
・エアコンやエアコン周りのホコリを除去しましょう。
毎日実行できればベストですが、なかなか実行するとなると難しいですよね。
エアコンの内部にあるフィルターや、エアコンの周りやエアコン内部で見える範囲のゴミを取り除きましょう。
目安は週1~月1で実行するようにします。
部屋干しをしている場合は特に室内に塵や埃が静電気でたまりやすくなっていますので都度様子を見ながら調整してください。
※掃除をする際には必ずエアコン本体の電源コンセントを抜いてください。
・湿度管理に気をつける。
室内が乾燥することは良いことではありません。
乾燥していると逆にデメリットが多いので、冬季の結露を重点的に注意するようにして、エアコンやエアコン周りに結露由来のカビが発生しないように定期的に雑巾などで拭き上げる習慣をつけましょう。
・ホコリやチリは外に追い出す
室内の換気を定期的にするようにして新鮮な空気を入れ替えつつ、浮遊しているホコリを外に追い出すことでカビ対策に繋がります。
他にも室内に換気扇がある場合は窓を開けると寒い冬におすすめです。
・冷暖房を使用したらかならず送風運転をしよう
冷房でも暖房でもエアコンの機能を使用すると結露が発生します。
そうするとエアコン内部のファンやフィンの部分でカビが発生しやすい環境になります。
送風機能を使って乾燥させることでカビの増殖を防ぐことが出来ます。
特に市販で販売されているエアコン洗浄スプレーを定期的に使用している方は、洗浄後に送風機能を使わないとフィン部分やファンの部分がすぐにカビが発生するので送風することを忘れないようにしましょう。
黒いすすや黒い粒、黒い点々を見つけたら?
黒いすすを見つけた方は、早期の段階でエアコンクリーニング業者を呼んでいただくのが無難かもしれません。恐らく相当内部までカビとホコリが発生しているため、現状から市販の洗浄スプレーを使用しても、頑張って吹出口周辺しかキレイにすることは出来ず、
後処理を怠った場合は、その水分でまたカビが発生してしまうため、エアコンの性能が十分に発揮されずに暖まらず、冷えず、電気代がただただ上がる結果となる場合が高いです。
黒い粒や点々だけであれば、運が良ければ黒いすすと比較して状態はキレイかもしれませんが、カビが発生している以上、部屋の空間にあるカビの空気を吸い込んでいる状態なので、健康被害が出る場合があります。
カビは色だけでなく臭いでも判断可能です
カビは黒いすすや、黒い粒、黒い点々以外にも、臭いで判断できる場合があります。
例えようが無いのでなかなか表現が難しいのですが、エアコンの吹出口から出ている風のニオイが少しでもしている場合は、カビが発生している可能性があります。
エアコンクリーニング業者へ高いお金を払いたくないと思っている方は、抗菌スプレー等を噴霧してもらい、カビの発生を低減させるようにし、次回のエアコン清掃までの時間を延ばしてもらうといいでしょう。
ただし、エアコンを定期的に清掃しない場合は、抗菌スプレーがついているからと言っても一瞬で効果が落ちてしまいます。
せめてフィルターに付着したほこりを吸い取るなどの最低限の管理はしていかなければなりません。